金属加工

金属の耐食性について


金属加工
我々が加工する金属部品は、多様な環境で使用されます。
雨風に晒される環境に配備されたり、何らかの薬液に常時浸っていたりなど様々です。
そのような環境で使用されている金属には、さびや腐食などが発生します。
これを防ぐことを耐食といい、金属加工を行う際には耐食性を高める必要があるのです。

さびや腐食は、金属そのものが持つ特性と、大気中の酸素、硫黄、窒素や薬液が化学反応を起こすことで発生します。
特には耐食性が低く、熱処理などの加工を行わなければすぐに錆びや腐食が発生してしまう金属です。

金属にとってストレスがある環境で使用する部品は、耐食性の高いステンレスアルミがよく使用されます。
いずれの金属も、メッキなどの表面処理を行って耐食性を更に高める必要があります。

日刊産業新聞にて、以下のような記事を見ました。

精密機器メーカーのNTNが、ガソリンの中など軸受けの腐食が進みやすい環境で使用可能な、アルミニウム青銅を採用した「耐腐食性焼結軸受」を開発した。
NTN、アルミニウム青銅採用の耐食性軸受け開発より

これは、アルミの材料成分を大幅に見直すことで、従来の白銅系材料製の軸受けと同等以上の耐食性を実現したのです。
このように、耐食性を向上させるには、表面処理で表面の材質を変化させる以外にも、
金属自体の材質を見直すという方法があります。

アルミや鉄・ステンレスと一言でいっても、色んな種類があります。
使用する環境に合わせて最適な金属を選択できるよう、あらかじめ各種合金の特徴を知っておくことが大事です。