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ステンレスボルトで鋼材を締結する際の注意点

ステンレスボルトで鋼材を締結する際の注意点

ステンレスといえば錆びにくい材料として有名ですから、ステンレスのボルトといえば鉄のボルトと比較して良いのではないか?と思う工場設備の担当者の方もいらっしゃるかもしれません。このステンレスのボルトというのはメリットもありますが、デメリットもあるというお話です。

鉄の材料にステンレスボルトを使うと錆びてしまう

鉄の鋼材にあいたタップにステンレスボルトを使用すると、もし締結部分に水分があった場合、鉄とステンレスの電位差の関係で、鉄が陽イオンになり、水に溶け錆が出来てしまいます。錆びないようにと使用したステンレスボルトの為に、鉄の鋼材の方が錆びてしまうのです。

ステンレスはアルミとの相性が悪い

ステンレスという鋼材は硬い材料ですので、アルミ部品に開けられたタップに、ステンレスボルトを使用してしまうと、ねじ穴の強度よりもボルトが勝ってしまい、強く締めたときにねじ穴が潰れてしまいます。

このようにステンレスボルトのメリットを重視するあまりに、デメリットの方が大きく出てしまうという事がございます。機械装置の組み立ての際は最適な条件で最適な素材を選ぶことが重要です。