切削油


切削油

部品加工において切削加工を行う時に使用する切削油には、大きく分けると二つの種類がります。「不水溶性切削油」と、「水溶性切削油」です。
不水溶性切削油は工具が受ける摩擦力によるクレータ摩耗とフランク摩耗の発生に対して潤滑目的で使用します。
水溶性切削油切削加工時に発生する熱によって金属が膨張し加工精度が落ちてしまうのを防ぐために冷却目的で使用します。
また、工具と被加工金属、工具と切くず間の溶着を防ぎ構成刃先の発生を抑えるための溶着防護作用もあります。仕上げ面が粗くなったり、寸法精度を高めるためにも重要となってきます。
不水溶性切削油剤は銅に対する腐食性を基準としてN1種よりN4種まで再分類されています。
水溶性切削油剤に関しては色と表面張力の大きさでA1からA3まで分類されています。
以前は優れた性能を出す事のできる塩素系の添加剤が使用されていましたが、環境問題により2000年に規格から外されました。
切削油の選び方は、加工時に必要な条件と安全面、環境面への配慮を同時に考えて選ぶ必要があります。