機械設計のバラつきを抑えるはめあい・公差の注意点


機械設計のバラつきを抑えるはめあい・公差の注意点

機械設計の観点から、機械の仕上がり精度を一定範囲内に抑えるためには、機械の部品が一定の寸法誤差の中で作成され、組み立てられている必要があります。

機械の設計者がぜひ入れたいはめあい・公差ですが、バラつきを抑えるはめあい・公差の指示について注意する点がありますので、今回はこの点についてご説明させていただきます。

部品図面に公差の指示が無い場合

部品加工の際に図面上で公差の指示が無い場合は、加工品の精度は普通公差が適用されます。
長さが長くなるにつれて、普通公差も大きくなります。
120mmを超える部品の精度は精級で±0.2 極粗級では±2.5ですので、精密な長さが必要な場合は、精度の指示が必要です。

公差等級 基準寸法の区分
記号 説明 0.5(1)以上
3以下
3を超え
6以下
6を超え
30以下
30を超え
120以下
120を超え
400以下
400を超え
1000以下
1000を超え
2000以下
2000を超え
4000以下
許容差
f
m
c
v
精級
中級
粗級
極粗級
±0.05
±0.1
±0.2
±0.05
±0.1
±0.3
±0.5
±0.1
±0.2
±0.5
±1
±0.15
±0.3
±0.8
±1.5
±0.2
±0.5
±1.2
±2.5
±0.3
±0.8
±2
±4
±0.5
±1.2
±3
±6

±2
±4
±8

公差を入れすぎると部品の価格が高くなる

公差を入れておけば、機械設計上、組立の誤差や狙っていた数字が出やすいので安心なのですが、精度が高い部品を作るためには、加工工程が多くなるという点も注意しておかなくてはなりません。部品コスト削減のためには、精度が必要な箇所と不要な場所を見極めて、部品図面に公差を入れることが大切です。